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機織工房しよん ロートン織/マース袋(お守り)
昔から伝わる沖縄のお守り「マース袋」
マースとは沖縄の方言で塩のことを言います。昔から、沖縄ではお守りとして小さな小袋に塩を入れて持ち歩く風習があり、今でも鞄や車に付けてお守りとして大切にしている方が多くいらっしゃいます。
しよんのマース袋には工房スタッフが東御廻り巡拝を行ったお塩が入っています。東御廻りとは、琉球民族の祖霊神アマミキヨが理想郷のニライカナイから渡来して住み着いたと伝えられる14か所の聖地を巡拝することです。14か所の中には、琉球王国最高の聖地として敬われてきた斎場御嶽(せーふぁーうたき)も含まれています。
ご自分用としてはもちろん、離れて暮らす大切な方、新しい旅立ちを迎える方に「元気でいてね」の想いを込めた贈り物としてもオススメしています。
素材:綿・プラスチックケース・マース(塩)
サイズ(㎝):5×7(紐部分は含みません)
手作業で作られていますので、商品によって若干異なる場合があります
伝統技法「ロートン織」で織られた小袋
お塩を入れる袋として作られた布は、首里織のひとつであるロートン織(道頓織とと書くそうです)という技法が使われています。ロートン織は、琉球王朝時代、主に上流階級の方の衣装として織られ、経糸(たていと)の一部をこませ、段に浮かせた立体感のある織が特徴です。この小さな袋に込められた丁寧な手仕事を感じてくださったら嬉しいです。
「いつの世までも」という想いを表すミンサー柄
マース袋の表と裏にある模様は「ミンサー柄」という名前で、五つと四つのます目柄は「いつ(五)の世(四)までも末永く幸せに」という想いが込められた織模様。沖縄では老若男女を問わずに親しまれており、最近ではエンゲージリングのデザインにも起用されています。大切な方へ贈り物としてぴったりです。
作り手紹介 機織工房しよん
八重瀬町の古民家に工房を構える機織工房「しよん」。機織作家の喜久村敦子さん、長池朋子さん、山城恵美子さん、牧山昌子さんの4人で営まれています。
自らデザインを起こし、糸を染め、沖縄の伝統的な織技法を用いて、手織りで丁寧に作られる作品たち。そこには、伝統を受け継ぎながらも、現代の生活に取り入れやすい色使いや、デザインがあふれています。
kukuruで販売しているコースター、マース袋の他、テーブルウェア・ショール
かりゆしウェア(シャツ)の生地も制作しています。
工房では織物の制作過程が見られる工房見学も受け付けているそうですので
ぜひ足を運ばれてみてください。
https://www.shiyon.info/index.html